足さばき その2

先ほど2つの重要な足さばきについて 書きましたが ここでは さらに詳しく 足さばきについて 説明します。剣道では 「一眼 二足 三胆 四力」 あるいは 「手に二分 足八分」といわれるように 足の動きは非常に重要です。熟練者になると 竹刀で打つのではなく 足で打つといわれます。(もちろん実際に打つのは竹刀ですよ:笑) では 熟練者が使う 足捌きにはどんな種類があるのでしょう?

1.歩み足 
  普通に歩くのと同じ。

2.開き足
  身をかわしながら打つ時に使う。 右に開く場合は 右足そ右斜めに出して 左足を引き   つ   ける。左に開く時は 左足を左斜めに出して 右足をひきつける。

3.継ぎ足
  遠い間合いから 打突をする時に使う。左足を 右足にひきつけたと同時に打つ。

4.送り足
  
色々な方向に移動したり 打突をする時に使う。 最も一般的な足さばき。入門から10年くらいは、この足さばきができれば十分で むしろ 歩み足で打ったり、継ぎ足をしないように結武館では指導しています。一足で打つことを しっかり覚えないと 手足がばらばらに なってしまったり、混乱を招く恐れがあるからです。パ〜〜ンという気持ちのよい打突はこの送り足のが正しく身に着いた時に生まれます。